ソーホー・ジャパンのスタッフが、日々発見したり感じたりしたこと、出会った人々などをミニコラムにしてご紹介いたします。気をらくーにして、ご覧下さい★


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大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2006

 大地の芸術祭、まずその名前に惹かれた。3年に1度開催される越後妻有アートトリエンナーレは、今年で3回目を迎えた。
 震災と豪雪を乗り越えた、越後妻有(十日町市と津南町)に40以上の国と地域、約200組のアーティストが参加。330点を超える作品が美しい里山の大地に展示されている。
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 ビジネスパートナーの古田菜穂子が、口癖のように「アートを介して地域活性化を図りたい」という。フラッグアートでお世話になっている日比野克彦氏も、ここ越後妻有で03年に廃校を見事に再生して明後日新聞社と一昨日テレビ局をSTARTした。
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 校庭には朝顔のドームが作られ、その頭上には朝顔の形をしたバルーンが夏の青空に浮かぶ。若草の匂いと豊かな土の薫り。ひぐらしの合唱の中、日比野さんの作品に校舎の中で遭遇する。お行儀のいい美術館で息を殺して鑑賞するのとは違い、のびのびと自分の身体と心を解放し、アートを五感で楽しむ。
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 真っ黒に日焼けした老人が優しく声をかけてくる。そして校舎の壁面いっぱいに張られた朝顔の縄を指差しながら、今年の朝顔の生育を話し始める。
「今年は朝顔のシャワーを作ったんだ。気軽に利用してください」と。
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 古田が時々口にする「協働」という言葉。都市で暮らすアーティストと里山で暮らす人々。それぞれ違った日常を送る人たちが、歩み寄り、理解し合い、そして一緒に汗を流す。完成した作品には、参加した人の熱と想いが込められている。ああこれが、古田の言う「協働」なのだと実感した。

 岐阜では彼女がオーガナイザーで、HIBINO DNA ANDが始動した。長良川に「こよみのよぶね」をワークショップ形式で何艘も制作するという。岐阜でも協働がじわじわと広がっていくだろう。あなたも時間が許す限り、無理のない範囲で参加してみたらどうだろうか? 違った自分に出逢えるかもしれない。

★大地の芸術祭 総合ディレクター 北川フラム氏のブログ
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by soho-japan | 2006-08-07 11:07 | アート