コレクションに想う
2006年 04月 17日
幼い頃は切手やコインを集めている友人のコレクションをみては欲しくもないのに欲しくなったりしていたものだった。
小学生時代、友人の切手コレクションが妙に羨ましくなって、家中にある官製ハガキや封筒に貼りついた消印の押印された切手部分をハサミで切り抜いて空き箱に詰め込んだりした。家中のハガキや封筒を切り抜いたものだから親にひどく怒られた。
小学校の高学年になると「バトル戦士」というお菓子のシールを友人と競い合いながら集めていた。「10キロ先の駄菓子屋に売っていた」という情報が入ると4,5人で自転車を走らせ、買いにでかけたりした。お金がないものだから10キロ走って30円のお菓子を1個買って、帰ってきた。コレクター魂は苦労を厭わない。
その後も、メンコやアイスキャンディの袋、Jリーグチップスのカード等。と私のコレクション歴は移りかわっていった。
現代では何気ないコレクションが思わぬ価値を持つことがある。今ではほとんど使われなくなったテレホンカードが1枚数万円の値をつけたり、小さなフィギュアが驚くような値をつけたりもしている。
自分にとってはゴミ同然のものでも他人にとっては宝に成り得るという不思議な現象の中での私のコレクションの規準は、自分が「ムフフ」と気味悪い笑みを浮かべながら、その愛しきコレクション達を眺めていられるかにある。因みに現在の私のコレクションは「河馬の置物」と「映画のちらし」である。「河馬の置物」は自分の琴線に触れたモノを集めて今では20種程を数える。「映画のちらし」はミカン箱程度の段ボール4箱分くらいになる。 時折、それらを眺めては「ムフフ」と二ヤけている自分に悪寒を走らせながら、心の隙間を密かに埋めていたりする。
世間の人からみたら、あまりに価値の無さすぎるコレクションをお持ちの方、驚くようなコレクションをお持ちの方は是非ご紹介下さい。
SOHO-JAPAN H.M
by soho-japan
| 2006-04-17 15:25
| 気になるモノ